News for 5月 27th 2010

第3回より 甘玉堂の帳簿を読み解く

初版2010.5.27 最新改訂版2010.5.28(甘玉の値段の誤りを修正)

 第3回の帳場で千代が帳簿をつけているシーンでは、帳簿の2008年9月のまとめと10月前半の収支が画面に映る。内容は以下のような感じである(曜日は筆者が加筆)。欄外の赤字の記載は、筆者のDVDがハイビジョン映像ではないため、分解能に限界があり、一部不正確な恐れあり。

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 9月の売り上げ  ¥4,007,400
    出費総額   ¥3,652,400(材料費・人件費・光熱費・生活費含)
 
9月の純利益    ¥35,5000
 9月分の借金返済  ¥50,0000(9月赤字 -¥145,000)
  

借金残り ¥65,290,721.-


月 日
10 1 (水) 材料仕入れ  △¥1,904,000
         売り上げ      ¥140,750     返済が滞っている分の支払いを催促しに
   2 (木) 売り上げ      ¥211,010     信用金庫からの担当者が来る。
   3 (金) 売り上げ      ¥100,110     経営改善への指摘を受ける。
   4 (土) 光熱費      △¥121,036     改善プラン案を示される。
         売り上げ       ¥90,450
   5 (日) 売り上げ      ¥120,280
   6 (月) 売り上げ      ¥140,930
   7 (火) 売り上げ      ¥183,450
   8 (水) 売り上げ      ¥127,740
   9 (木)
  10 (金) 職人給与   △¥1,200,000
         売り上げ      ¥100,480
  11 (土) 売り上げ       ¥99,300
  12 (日) 売り上げ       ¥59,400
  13 (月) 売り上げ      ¥204,530
  14 (火) 売り上げ      ¥120,330
  15 (水) 売り上げ      ¥100,690
  16 (木) 売り上げ       ¥91,740

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 月の売り上げが約400万円、生活費を含めた出費が365万円で、純利益が35万円ほどだが、月々の借金返済が50万円のため、15万円ほどの赤字になっている。年商は約5000万円ということになり、この規模の和菓子屋としては妥当なところであろうか。
 4人の職人の給与が120万円なので、いかにも新入りの久保とベテラン風の岡野の給与には差があるのだろうが、1人平均の月収は30万円である。インターネットで散見する菓子職人の給与の相場としては、そう悪くはなさそうである。しかし、社会保険料を事業主である甘玉堂が支払っていないかのようでもある。もっとも、そこまでリアルなものを見せる必要もないので、ここでは深くは詮索しないこととしよう。
 売り上げを見ると、9日(木)が空白なので、休業日であることが伺われるが、2日(木)と16日(木)には売り上げの記載があるので、第2木曜または第2、第4木曜が定休日なのかもしれない。売上額の記載がある15日分では1日平均の売り上げは12万6000円ほどである。このペースでは1日平均14万近い売り上げの9月の月400万円の売り上げには届かない。10月はこれから川越祭で書き入れ時だが、9月には特別な行事があったのだろうか。
 土日の売り上げは必ずしも大きな額ではないが、これは観光客は小口でしか買っていかず、大きな売り上げは大口の発注に頼っているということであろうか。第2回のように1個130円の甘玉2000個の注文があれば売り上げは26万円であるから、非常に大きな効果である。もっとも、その分、材料も消費するので追加の材料費が必要になるかもしれないので、そう単純ではないかもしれない。
 和菓子屋としての出費は材料費・人件費・光熱費だけのような書き方であり、10月上半期のこれら3つの勘定科目の出費合計が322万5036円である。追加の材料仕入れがなく、これらの出費が9月と同水準であるとすれば、玉木家の生活費は月40万円ほどということになる。

この帳簿から読み取れることがあれば、随時加筆します。一意専心掲示板への投稿を歓迎します。

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Edited: 5月 27th, 2010